村田雅樹

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜の村田雅樹のレビュー・感想・評価

4.0
「タクシー運転手 約束は海を超えて」
監督 チャン・フン
ソン・ガンホ トーマス・クレッチマン
ユ・ヘジン

実はをもとにした作品。
映画を通して感じられる物は
大きいと改めて思った。
人の汚さ、優しさを凄く感じられる作品。

キム
妻を亡くし娘と2人暮らしで
タクシーの運転手をして生活している。
お金を稼ぐため他の運転手の乗客を乗せる。
ピーターと出会いデモが起こってる現場に向かい
デモの現場での現実を知り、
危険を顧みず真実を世の中に知らせた。


妻を亡くして娘と2人暮らし、父子家庭。
タクシーも古く修理代もケチる
家賃を滞納も滞納している。
タクシーで載せた人のお金の未払いもあり
それでも困った人を乗せて目的地まで運ぶ。
用心深いところもあけど情もある。

稼ぐため、他のタクシー運転手が
乗せるはずだったお客を乗せることに。
記者のピーター、目的地の光州まで行くことに。
英語も片言なのに大丈夫と見栄を張り、
軍人に道を通してもらえないのをなんとかして
向かう。お金への執着。

デモの怒っている現場に行く、
危険を感じ帰ることにするが女性をほっとけず
タクシーに乗せることに、
そこで出会った街の人たち、
初めは警戒していたけど徐々に
優しさを感じ打ち解けていく様子。

車の故障で家に帰れない、
娘との約束を守れなくなってしまう。

デモの現実を知っていき、身の危険を感じ
朝、早く抜け出すように帰ろうとする
ファンに見つかる、ファンの優しさ
ナンバープレートの偽装、裏道の地図を
渡してもらい家に帰れる。

現実に報道される嘘の報道、
国家によって曲げられた真実、
タクシーの運転中の葛藤。
家族のために帰る、
危険だと知り現場に戻る選択。
何かを変えたいという想いを感じた。

親切にしてくれた街の人たちたちが
どんどん死んでいく。救える命を救いたい
一心で打たれた人をタクシーで病院に送る。
悲しい現実、それでも真実を記者のピーターに
世界に伝えてもらうため空港に送る。


ジェシクの自分を犠牲にしても
世界に伝えたい思い、
そのためならっていう覚悟。

名前を偽って教える、最後の別れのシーンは
キムの人間性をすごく感じた。
村田雅樹

村田雅樹