ティ・チャラの役作りでは「南アフリカ出身男性を演じた経験を参考にした」って発言があったらしく、つまりこれは実質ブラックパンサーの前日譚(=ドーナツは穴があいてるからゼロキロカロリー的な)。
その設定をそういうふうに使うのは頭いい、あるいはズルい。と思いながら見てたんですけど、『42〜世界を変えた男〜』(2013)『ジェームス・ブラウン〜最高の魂を持つ男〜』(2014)の2本で築いたカネとチカラの投資先として選んだのがこういう暗いトーンの作品だったあたり、興味深いな(ええ、クリヘム比で)。
役者としては「歴史上の人物を演じるのに忙しすぎるのはどうなん」という思いが先に来るあまり、正しい評価をするヒマが遂になかった、というか、やっぱりいくらなんでも居なくなるのが早すぎるんだよ。
Rest In Power,