ちろる

ボイス・オブ・ムーンのちろるのレビュー・感想・評価

ボイス・オブ・ムーン(1990年製作の映画)
3.5
月夜の晩、月の声が聞こえてしまう主人公は
野原を歩いていく。
そしたらへんな軍団がおっぱいを見に行くというので付いて行く。
みんなが覗く先は中年のふくよかな女性の下着姿。
というノスタルジックかつコミカルなオープニングは結構引き込まれる。
でも掴みだけあとはごちゃ混ぜ感がすごくて
フェリーニの作品(といっても一部しか観てないが)の中では一番わけわかんなかった作品。
筋がないというのは別にこれに限った事ではないけれど、編集がなんか雑で分かりにくい!
悲しいことにこれがフェリーニにとってラストの作品になるのだが、これを分かってたのだろうか?
しかし芸術的と評されたフェリーニラストだとわかってたからこそ自由度の高い肩の力を抜けた作品になったのかもしれない。
少なくても一回では私はよく分からないからもう少し経ってから行こうかな。
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