史実の勉強+結構な迫力の戦闘シーン
19世紀半ば、メキシコ占領をもくろむフランス軍とメキシコ軍の戦いが描かれる。
戦争物としての迫力はなかなか。確かに肉弾戦の疑似感覚にそこそこ浸ることが出来た。
しかし、個人的収穫点はこういった史実を認識できたこと。
仏蘭西ナポレオン三世がメキシコを占領したがっていたこと。そしてメキシコ軍がいかにフランス軍に対峙したかフィクションとはいえ視覚体験できた意義は大きい。
これも欧米列強による北米・中南米侵略のほんの一部分にすぎないと考えを巡らせれば、全体で途方もない殺戮が繰り広げられたのであろうと嘆息。
途中ラブロマンスが余計に感じられたが、ラストお約束的演出とはいえ上手く収束されたと思う。
総評3.6の四つ星
002010