ブルース・ウィリス主演。1974年公開「狼よさらば」のリメイクらしいが、オリジナル版は観たことありません。
主人公のカージーは外科医で、ある日自宅に強盗が入り、妻は殺害され、娘は昏睡状態に…というのが物語の始まり。
銃社会に対するメッセージ性を帯びた本作でしたが、警察の捜査は難航し、一向に解決する気配がないので、カージー自ら復讐に挑むという内容。
昔ながらのアクション映画の様相もあり、少しホッとするところもあれば、SNSでの拡散など現代風にも上手くアレンジしているのが好印象でした。
何よりも見所は銃を扱う役に慣れきったブルースが銃初心者で、いざ扱う場面では手を切ったり色々初歩的なミスを犯すところですね。こういう細かい演出にちょいとニヤケてしまいました。
そして、復讐のために練習を始めた発砲についても、1人の悪人を成敗してから、何かに取り憑かれたように躊躇いがなくなっていくんですよね。
少しグロいシーンもありますが、拷問のシーンは必見。ただの銃撃戦だけでなく、医師である頭脳的な復讐の仕方は唸ること請け合い。
もちろん復讐だからといって殺したらいかんと思いますが、果たして自分の身近な家族が同じ目に遭ったら冷静な精神状態ではいられないでしょうからね。
ディーン・ノリスさんはやはり警官役が似合いますねぇ。「アンダー・ザ・ドーム」や「LOST」、「ブレイキングバッド」など、ドラマ俳優としてはお馴染みのノリスさんが出ていることも僕としてはかなりの高ポイントな映画でした。
※他アプリに投稿した過去レビューを転載
