ただただ真面目に見入ってしまった。
修道女になることを目指す少女の話。
めちゃくちゃ厳しい生活。
結構な迫力で怒られるし辛いわ…
罪の告白の時間ってのがあるんだけど、あれは地獄ですね…
自分の内面にある罪を皆の前で洗いざらい言うまで帰してもらえないという…
なんかイエス・キリストの言葉に従うっていうのはとてもわかるんだけど、キリスト教の中には立場の差があって、それによって上下関係が生まれるっていうのがすごく違和感ある。
修道院長ってのが出てくるんだけど、「私の言葉は神の言葉と同義だと思いなさい」って… やっぱり違和感。
絶対に同義ではないでしょと思う。
この映画のテーマ自体もそれに関するもので、キリスト教において権力というものが如何に強い影響があるのかっていうのがすごく伝わってくる。
精神的に非常にショッキングな展開が待っています。
主人公の揺れ動く心はとても切なかったです。
同じ修道女を目指す人を好きになってしまうという禁忌。
でも人としては普通のことだしねえ。
イエス・キリストと結婚する人生を選ぶんだとしても、人を好きになったこともない人が愛するって、結婚って、ねえ…?
というのを個人的には思います。