タカヤマ

花筐/HANAGATAMIのタカヤマのレビュー・感想・評価

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)
3.9
スコア4.5以上・・・超傑作!超おすすめ!
4.0〜4.4・・・名作。おすすめ。
3.0〜3.9・・・お暇ならいいと思います。
2.0〜2.9・・・僕はあんまり、でした。
1.9以下・・・時間の無駄だと思います。
大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館」よりも、観客寄りに作ってあるので、話の展開についていけるし、これくらいの映像表現であれば、まだ受け入れられる。フェリーニの「アマルコルド」や、ホドロフスキーの「リアリティのダンス」のように、圧倒的な独自のセンスで魅せる自伝。ただ、この映画、と言うか、大林監督の個性でありながら、僕がどうしても受け入れられない点がある。それがジェンダーの表現だ。ヒロインは必ず若い美少女で、肌をあらわにすることも少なくない。一方、男たちは、年齢に若さがあろうがなかろうが関係なく、見目も麗しい、といえなきこともあり、そこにこだわりはないようだ。自分に似せている、と言うこだわりがあるのかもしれないが。この男女の配役のアンバランスさが大きな違和感として僕にはのしかかり、映画を純粋に楽しめなくなってしまう。
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