有楽町スバル座 D-9
(三時間の尺にも耐えられる目線)
原作未読。
原作を読んでみたくなった。
大林宣彦監督作品。
大林監督の作品は、昔観たことのある〝時をかける少女〟や〝転校生〟の薄っすらとした記憶。
こんな作風なんだなと初めて感じた。
文学的な反戦メッセージの込められた作品。
ハメコミ合成を使った昔っぽい感じが、この作品にはマッチしている。
そして、描写が好み。とにかく画が美しい。
おばさまと美那がレコードで回る描写。
美しくてとても好き。
キャスティングが良かった。
叔母役の常盤貴子。
やっぱり美しいなぁ。。。
能のシーンや、ダンスのシーンが特に好き。
美那を演じた矢作穂花。
イタキスのドラマを観て、コロコロ変わる表情がかわいいなぁと思って注目してた女優さん。
美那の儚げで可憐で美しい表情に満足。
鵜飼役の満島真之介。
とても画になっていて、イケメンだなぁと思った。
個人的には、娼婦役のピーターも好き。
地元が近いし、唐津くんちにも興味が湧いた。
約3時間の作品だが、描写にゾクゾクしながら鑑賞できた。
大林宣彦の作品を改めて掘り下げたいと思った。