ねこまるキャット

カランコエの花のねこまるキャットのレビュー・感想・評価

カランコエの花(2016年製作の映画)
3.6
『LGBT』×『噂』
他のクラスでは行われていないLGBTの授業が行われ、LGBTがこのクラスにいるという"噂"が広がっていうお話。

レズビアンの女子生徒の気持ち、その気持ちを受け入れる事が出来ない側の気持ちが、短い作品であるにも関わらず、"長い間"で表現されているのが印象的。

しかし何よりも、相談を受け、LGBTの授業を勝手に行うこの保健室の先生は一体どういう神経してるんだ…。

守秘義務思考がゼロで、デリカシーがなさすぎる上に、高校生相手に何の説得力もないこの授業をやろうと思うのが怖い。

そこが衝撃的すぎてもの凄い消化不足となり、感情移入の妨げとなってしまいました。

しかし40分と短い作品で綺麗にまとまっていて楽しめるので、未鑑賞で興味があれば是非🐈