「Still Dark」に続き短編映画2連発。フォローしているレビュアーさんの評価が軒並み高いのも納得。40分の中に凝縮された差別をなくすことの難しさ。
高校のとある1クラスだけ行われるLGBTの授業をきっかけに始まる、高校生たちの“魔女狩り”。1クラスだけ特別授業を行うことがとても軽率な判断だと思うことは置いておいて、本作は、ただLGBTに対する差別はもちろん、この特別授業を行った先生の判断といい、後半の黒板へのいたずら書きに対する今田美桜の行動といい、“守ろうとする”ことがかえって“傷つける”結果になりうることを物語る。その作品のタイトルが花言葉「あなたを守る」のカランコエであることはなんとも皮肉的。
今田美桜はビジュアル先行の印象が強かったですが、自然な演技で魅力的だった。
