ろまらん

女の一生のろまらんのネタバレレビュー・内容・結末

女の一生(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「サマーフィーリング」でいいなと思ったジュディットシュムラ、やっぱりいいな。
お父さん役のダルッサンもいい俳優さん。フルフルっと綺麗な画面で幸せな日常が丁寧に描かれてるのはいい。でもちょっとずつ長いかな。物語の大切な所が短かく暗示的なのでその比重は少し気になった。
当時はよくあっただろう酷い展開。貴族の娘に生まれなくてよかったと思えます。有名な小説「女の一生」原題はune vie なんだと今頃知った。
伯爵に事実を伝えるよう説く神父に、彼を傷つけたくないと言い張ったジャンヌ。ロザリも犠牲者、疎まれてるのはわかってても、苦境にあるジャンヌを支えるために戻った彼女。こういうシーンに人間としての優しさを見ることができる。ノルマンディーの自然も控えめな音楽も美しい。
ロザリの言葉から暗転して出たune vie の文字のラストに胸がいっぱいになった。
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