kirio

戦狼 ウルフ・オブ・ウォーのkirioのレビュー・感想・評価

3.6
主演・監督を務めるアクションスター ウー・ジンの(一応)傭兵アクション映画
前作「ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊」、そして「3」へと続く「ウルフ・オブ・ウォー」シリーズになっている
前作は未視聴なのであしからず


映画の全てを通して「力技」と「荒さ」というのが本作の印象
中国本土のプロパガンダ映画というベースを抜きにしても、とにかく「細かい部分は気にするな!」というおもしろさだ

もと傭兵であるレイ・フェンことウー・ジンが、アフリカを舞台に軍事クーデター部隊と暴れ回る一本だ
見どころはやはり豪快かつハチャメチャなアクション
(冒頭の船から海中戦での1カット、ミサイルをフェンス越しに素手で防ぐ、突入のキメポーズ、生身対戦車戦などなど…)とにかく思いもよらぬ技で切り抜けていく
個人的にはラストの戦車対戦車〜ラスボスとの一騎打ちが燃えた

もともと噂は聞いていたので、話自体は気にならなかった笑
ただどうしても引っかかるのは、画面の軽さとキャラクターの弱さ?というか、全体的な「荒さ」だろうか
あまり真面目に突っ込んむのも野暮なのはわかるが流石に気になった
ストレートな良さもあるが、どちらももう一歩、味付けの濃さみたいのがあっても楽しかったのではと思う
そこは香港・中国映画への親しみ具合もあるだろう

アジアNo.1収入、世界ランキングにも入る驚異の高成績
また一つ、ちょっとしたカルチャーショックだった

なにはともあれ、ここまでとは言わないがこんな活躍をするキャプテンアメリカを見てみたい
kirio

kirio