確か4-5年前・・だから2017-18年に観た。
キルギス映画に初めて触れた。
・・と、それを「This is what I remember」を観て思い出した。
同じ監督さんだったんですね。
かつて・・そう30年以上前の話ですが、モンゴルに行った。
そこで馬牧民の家を訪ね、生活のすべてが馬と共にある方々の暮らしを知った。
ナーダムを見ることは叶わなかったけれど、ムツゴロウさんは似非なんだと理解するに至ったのもこの頃。
基本的にはモンゴル帝国がベースなので、顔も似ているし生活も同じようだったと思う。
そしてキルギスの暮らしはモンゴルの都市部に近いかなと感じた次第。
つまりこの「馬を放つ」の主人公はモンゴルで言う、わたしが会った馬と共に移動して暮らす牧民とつながるのだろう。
劇中で主人公は遥か昔の暮らしへの憧憬か、現代的な生活を拒むように《飼育された》馬を野に放つわけです。
それまでのごくごく日常は色々なものを帯び始め・・・
という話。
「This is what I remember」と合わせて、是非どこかで一度観ていただきたい作品。
