マスコミ試写会@京橋テアトル試写室 15:30開映
素朴だけれども質実な作りだったと思う。非西洋地域で撮られた、土地への信仰あるいは誇り、もしくは歴史性へのコミットメントは、観る者を不思議な感慨へ…
キルギスの小さな村で起きた馬泥棒
一体、誰が何のために馬を盗んだのか
キルギスと言われて、なんとなく「あの辺」ということはわかっても、どういう国民性なのかイマイチ分からなかった
けれど、この映画…
事前の危惧通りエキゾチズムにすがり出す中盤以降がノレなかった。
映画を通して異文化を学びたい人に応えようとするの自体は別に良いんだが、それにより視覚的充実への関心が薄れる=運動を撮らなくなるのが問題…
キルギスで妻子と暮らし、馬は人の翼だったと話す“ケンタウロス”と呼ばれる男は、夜ごと馬を盗んでは野に放つ。
辺りが青く染まる頃、馬に跨って両手を広げて駆ける姿がとても美しい。
イスラム教や言語の描写…
神話的精神を持つ人間の物語。馬だけでなく、息子の呪縛を解いたのも父だったのか。言葉を話せない家族の「合言葉」代わりの、親指を合わせてチュッチュとする様子が愛しい。こういう繊細な描写がたくさんあり、丁…
>>続きを読む監督自身が演じたまっすぐで周りに受け入れられない静かなオトコがとても良かった。
彼はいつから馬に対して強迫観念のようなものを持つようになってしまったのか。見つかったら罰せられる、ということは重々わか…