オタク・レボリューションのフクのレビュー・感想・評価

何とも理屈っぽい青春映画だなぁという感想。
革命には理論武装が付き物、それを以って旧来のスクールカーストに反旗を翻すというのも何だかなという気がする。
訳の解らないままにハッピーエンディングということらしいが、主役の二人は作品冒頭の方が人間的には好みであり、段々とありきたりなアメリカの若者になって行って興醒めも甚だしい。
終始不器用な登場人物ばかり出てくるいけてなさの逆襲をスマートに描いたジョン・ヒューズのティーンムービーの爽快さが思い出される。