コブラ

ネットワークのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

ネットワーク(1976年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

人死すらエンタメ消化する理念なき拝金メディアと、扇動されやすいメクラな消費者=視聴者。

ラジオ、テレビ、ネット、SNSへと媒介は変われども、この相思相愛の関係は変わらないっすねえ。

怒れる(&イカれる)アンカーマンを演じたピーター•フィンチの魂のアジりにうっかり乗っかって、レイジアゲインストザクソメガネを窓から叫びそうになったワイが言うのもなんですが。あぶねーあぶねー。

P.フィンチ以外の主要キャラも全員良い。フェイ•ダナウェイはある意味で女性上位の完成系だと思ったし、不倫相手にもっと俺のこと見ろっ!と説教するウィリアム•ホールデンの幼さには呆る。こんな二人が上手くいく訳ないで。男女関係の破綻なんて純も不純も大概にしてこの構図の様な気がするけど。

オープニングもエンディングも劇伴なしのド渋い仕様で良き。

今観るべき映画の様な気がしたし、今観られて良かった。けど配信ないんだよなぁ、、。もっと観やすくなると良いな。
コブラ

コブラ