デニロ

アンロック/陰謀のコードのデニロのレビュー・感想・評価

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)
2.0
協力者をいとも簡単に犠牲にしてしまう。冷酷なスパイ戦ということなんだろうけれど、救いがないのではなく、あっさりしすぎてはいないか。協力者には、母や妻そして小さな娘がいた。その背景を前半部分では実に丁寧に描いていたが、その死にあたっては何の配慮もしていない。おそらくは何らかの事情でカットしたのではないかと思われる。いや、実に不快な作品だ。

オーランド・ブルーム、ジョン・マルコヴィッチ、マイケル・ダグラスなどというそれなりの役者を揃えてはいるが、纏まりなく何だか出演するにあたっての事情が垣間見えるような気もする。ヒロインのノオミ・ラパスに魅力を感じることができず、ましてや内容が前述の通りで、しかも何らかの形で続編を企んでいるかのようだ。

何をしているんだか。
デニロ

デニロ