ちゃんしん

アンロック/陰謀のコードのちゃんしんのレビュー・感想・評価

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)
3.6
CIAとかMI5にも…。

どんな組織にも自己保全の為にとんでもな発想をしてしまう人物やグループはいるのだろう…。
理想の為に任務に対して歪んだ解決策で対応してしまう。
体制を維持する為には少しの犠牲や騙しによる解決は許容されるべきだと判断してしまうのだろうか?
その時点で自らの理想と職務に反した行動を自ら犯してしまっていることにすら気づいていない…。
人の素性を判断する為に故意に失敗を招くような仕掛けをしたり、人を貶める為に故意に仕向けたり…。
そんな判断をしてしまう人間はその時点で信用する価値さえない存在だと認識出来てしまう。

人を正確に判断することは難しいが、限りなく正確に近い形で判断することは可能だろう。
さらにその判断を利用することも可能になる。

それを考える上で日本の戦国時代の武将を比較することは非常に面白い。
信長の人を見る目、秀吉の人を操る能力、家康の管理能力。
歴史上に名が残る武将達は誰もが人を見る目とその人が持つ能力を的確に判断し、自身の飛躍に繋げる為の脳を持っていたし、あらゆる問題に対しての対処も後日の災いにならない様に徹底していた。

それは現代でも同じはず…。 人を判断する能力、人を動かす能力、人を管理する能力、問題対処能力…、この能力を持ち合わせていないものに身を任せていては我が身や我が家が滅んでしまうのは自明の理だ。
隆興する組織や会社、没落する組織や会社。
いつの時代もその歴史は変わらない。
全てはその大将次第。
能力のある大将は良い組織を作り上げる。
目が死んでいては話にすらならない。

CIAやMI5は試験とかも難しいだろうし、任務や規律も厳しいと思うけど、そんな組織にもいるのかね?

オーランド・プルームが男臭くて良い感じ。
違う魅力が出てる。
ちゃんしん

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