木元

アンロック/陰謀のコードの木元のレビュー・感想・評価

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)
4.0
面白かった。心に傷を負ったCIA尋問官のアリスが、テロを防ごうとする話。最初のほうで人種と映画に関する嫌な推測をさせられるのだが、それは現代的にアップデートされていて納得だった。
主人公は有能だが無敵ではなく、へっぽこな部分を見せながらもなんとか生き残って事件を解決へと導こうとする。
意外と登場人物に容赦がないというか、こいつは大丈夫なんじゃないかとか、また出てくるんじゃないかという予想を覆してくれたりしてよかった。全体的に出てくるキャラ皆バカっぽい部分を備えており、むしろそれはリアリティがあってよかった。脚本的には突っ込みどころになるのだろうが(最後なんかまさに)……個人的な好みなのでまあそこはよしといった感じだった。
尺も長くなく話もきっちりまとまるのでサクッと見れて、おすすめです。
2024.2
木元

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