初めての深田晃司作品。東南アジアのインドネシアが舞台ということもあってどことなくアピチャッポン・ウィーラセタクン作品に通じる空気感がある作品。やはり東南アジアには神々が我々の身近にもいるんじゃないかと思わせてくれる何かがあるのよね。しかもおどろおどろしく暗闇に現れるのではなくて青空の下にひょっこりと現れて誰も気づかないみたいな。
地震と津波と戦争の記憶。その化身であるラウの存在。命を与えもするし奪いもするその死生観が極めて東洋的なのよね。
話はズレるけどあのヨーデルみたいな鳴き声は1回やってみたい!ぐったりしてた生魚をピチピチと蘇生させてそれを見世物にして荒稼ぎしたい!(俗物の考え)