このレビューはネタバレを含みます
次々と世界各地の難民が移動したり生活に困窮している様子をただただ映しているだけ。
扱うテーマの割にはメッセージ性がペラペラで、アイ・ウェイウェイ自身が時々私が撮ってますよという自己顕示欲を表すように…
期待値も高かったため、残念度も高くなってしまった。難民に関する映画が全くないよりは良いかと無理矢理納得せざるを得ない作品。次々と各地の難民キャンプや大手メディアの報道が映し出されて、問題の背景や発端…
>>続きを読む現代美術家としてのアイ・ウェイウェイの作品には感銘を受けてきたし、とても尊敬しているけれど、この映画にはどうしても違和感、さらには不快感さえ覚えるような見逃すことができない点が幾つかあった。一番は難…
>>続きを読む苦しむのは枝葉だけ。
イスラエル、ガザ、パレスチナ、ヨルダン、レバノンといった中東問題。
アフガニスタンやパキスタンといった中央アジアの紛争地区。
ミャンマーのロヒンギャ問題による近隣諸国への流入…
知らなければ何も変わらないだろうが、知ったところで何かが変わるとも思えない。難民問題の根底にある紛争の要因のひとつは、武器産業大国が国連安全保障理事会を牛耳っているからでは、と常に思う。国境の壁を非…
>>続きを読む監督兼美術家のアイ・ウェイウェイが撮った、現代の「出エジプト記」。
エジプトから脱出したユダヤ人のように、海を渡り、山を登り、川を跨いで逃れる難民たち。しかし、彼らは有刺鉄線で区切られた国境の壁に遮…
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