ボカロ曲「トリノコシティ」の実写映画化作品。
シネマート新宿での初日舞台挨拶(玉城裕規さん)目当てでの鑑賞。
失礼ながらボカロ曲は聴かないので知りませんでしたし、俳優さん達も知らない方ばかり。監督は「メサイア」シリーズの山口ヒロキ監督なので存じてはいますが、いろいろ情報足らずなまま観ました。
高校生の明日夏が主人公。物語や曲の歌詞の軸になっているのは、
多感な時期に感じるような、自分だけが取り残されていくような孤独感だったり自分の居場所が分からなくて不安になる気持ち。
生きている意味をやたらと深く考えてしまったり、先が見えなくてもがいてみたり…
誰しも少しはそういう時期があると思うけれど、私は多分人より幼い頃からそういう気持ちが強いうえに、大人になりきった今でもまだ引きずったまま闇の中をさまよっているふしがあるのでこの作品のテーマにはとても共感できました。
網走の景観、映像もとても美しいです。
玉城さん演じる弔屋(とむらいや)、ご本人のミステリアスな雰囲気にぴったりハマっていて素敵でした。
舞台挨拶も楽しかったな。
観る予定の方はなるべくネタバレになるものは読まずに観た方が楽しめるかもしれません
設定·主題★★★
物語·脚本★★★
映像·演出★★★★
配役·演技★★★
音楽 ★★★