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輪違屋糸里 京女たちの幕末のysaのレビュー・感想・評価

4.2
男の生きざまに最後まで寄り添う女、愛している人を手放さなければならなかった代わりに大切なものを宿された女、結ばれることはなくても愛を知ることで運命を強く生きる女、彼女たちに心を揺さぶられるのは、彼女たちが時代や生まれに翻弄され歯を食い縛るような思いをしながらも誰かを愛している姿が深いからかもしれない。幕末の男たちの生きざまにもそれぞれに感慨深かった。
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