Misakey

バッド・ジーニアス 危険な天才たちのMisakeyのレビュー・感想・評価

4.2
優等生の転入生がカンニングビジネスに手を出してしまい、世界規模の問題に発展していく映画。

今日は2本目なので、前から気になっていたこのタイの映画を観る事に。
パラサイトの紹介動画で、「万引き家族より、バッドジーニアスの方がパラサイトに近い」と。
うん。確かに貧富の問題、育ちの問題それぞれのあるべき姿と
金持ちにはわからない貧しい家の事情がよく表れている。

タイのドラマは、アユタヤに行った時にガイドさんに教えてもらった
タイの大流行ドラマ「Love Destiny/運命の2人」をちょこっとかじったぐらい。
ドタバタで真剣なのかギャグなのかよくわからない。

なので、この映画はそんな映像後進国タイのイメージを一気に払拭する凄いやつ。
タイってこんなのできるのか!すごい!と驚き。

前置きが長くなったけど、まさかカンニングだけでこの2時間、緊張感を高められるとは。
ギリギリの成功だったり、予定と変わってしまってどう切り抜けるのか?!
と、ハラハラする。
主人公は冨永愛に似て知的。

よく犯人を追い詰めたり、とかは見るけど
なかなかいろんなカンニングの切り抜け方を見る事なんてないので新鮮。

お話は中国で実際にあったカンニングの話をモチーフにして広げたらしいけど
さすがカンニングの国中国。恐るべし。
日本人だと、思いついてもリスクが高すぎてコストに見合わないので実行しないだろうなぁ。

監督のインタビューでは、スパイ映画・アクション映画が好き、特にミッションインポッシブルシリーズを良く観ていた、
とあったので、スリリングになったんだろうね。

世界各国で人気が出たみたいだけど
この映画で「カンニングってやっぱりリスク高いよね~」と
改善される国が増えるといいね!
Misakey

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