バッド・ジーニアス 危険な天才たちのtttのネタバレレビュー・内容・結末

　終始、格差社会を感じる内容であった。血の滲むような努力をして学歴・芸歴を勝ち取る人がいる一方、何の努力もなしに金の力でそれを勝ち取ることが可能な社会。ましてや、学ぶ場であるはずの学校ですらそれを行なっているという現状。そんな環境下で、お世辞にも金銭的に余裕があるとは言えない2人の心情の変化を描いている。
　努力で勝ち取る人もいる中でそのようなことが行われている社会に憤りを感じる。しかし、それが半分許されているのも事実である。これを観て思ったのは、自分がどう生きるかである。不正を犯して罰せられるのは当然。富裕層と比べた時に金銭的にまた、生活的に格差を感じることもあるだろう。お金らないよりある方が良いというのは勿論承知しているが、変えることが難しい部分ではなく、自分なりの価値観を見出し、そこに重きを置いて生きていくのが良いのではないだろうか。