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バッド・ジーニアス 危険な天才たちのcamusonのレビュー・感想・評価

2.7
タイの天才女子高生が、カンニングでお金を稼ぐことを覚え、
しまいにゃ、世界をまたにかけたカンニングにまでエスカレートするという話。

個人的には、テンポが少し遅く感じて、いまひとつ乗り切れませんでした。
カンニングというシンプルなテーマに焦点が絞られているので、
展開がある程度予想ができて、意外性がないので、
密度が薄く、テンポが遅く感じて、没入しづらいのでしょうね。
作品を通して、社会問題が浮かび上がるとか、
友人関係や、恋愛関係など、もっと深く描くとか、
別の軸が絡んでくるような、もうひとひねりのアイデアがあれば良かったかなと思います。

主人公の女性は、芯があってよいし、その友人も綺麗で華があっていいし、
学園ものなので若い役者が多いのですが、さほどわざとらしくなることなく、よかったと思います。
映像は全体的には丁寧に作られていて、洗練された今風の映画になっています。
正直、もう少し、アジア的なカオスや、
はっちゃけた感じがあってもよかったかもと思わなくもないです。
どうせ大してリアリティーはない話なのですから。
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