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バッド・ジーニアス 危険な天才たちのNのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

頭が良い人が性癖だから観た。
わたしが好きな頭良い人=ずば抜けて賢い人、なのでちょっと賢さが足りてなくて物足りなかったな。2人とも「試験問題解くのが得意な子」レベルの印象を受けた。

序盤の靴使ったカンニングも、ピアノの指使ったカンニングも、STICも、いや〜もっと良いやり方あったでしょうよ…という気持ちになる。
STIC、全問解いて自分も受かるし、情報流して他の人も受からせる、かと思ったら自分の試験は半分捨ててるのもちょっと…え?何それ。天才なら全部さらっと解いた上で暗記して欲しい気持ちがある。

まぁ天才に対する性癖はどうしようもないので置いておいて…


・冒頭、音がすごく良い。紙をめくる音、シャーペンのノック音、ペンを走らせる音…最高。耳が気持ちいい。費用計算してる時に画面上に計算式がしゃかしゃか書き出されるのもすごく良かった。こういう演出好き。

・グレースとパット、ほーんと嫌。悪びれもせずにリンに頼ってくるし、バンクが捕まってもにこにこ話しかけてくるの…目の前にいたら殴ってる。
パットが取り調べ練習でボロを出してバンクにバレるところ、勉強が出来ない以上に愚かさを感じた。やってることもゴミクズだし、頭の悪さも天下一。どうぞ地獄に落ちてください。
というかSTICを通ったとして、大学に入れたとして、その後ついていけるとでも思ってるのか…?只管に愚かで醜い。

・バンクがいくらなんでも可哀想。本当に酷すぎる、真面目に勉強してたのに…。曲がっていくのがつらい。この子が薄暗い場所に堕ちてしまってるのに金持ち共が呑気にパーティしてるのが許せない。早く地獄に落ちてください。
まぁ巻き込まれることを最終的に選択したのはバンクなんだけど。お金がなくて心に余裕が無い時に正しい方を選び続けるのってきっと苦しくて難しいことだから…悲しい。

・「Are you ready?」「I'm ready.」の締めはちょっとかっこよかった。


なんか終始「グレースとパットがムカつく」の感情が強すぎて冷静に観れなかったな。こういう理不尽で胸糞な展開苦手らしい!
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