2017年は酉年という事もあり、新年一発目は気になっていた本作を鑑賞。
ニジェールの男3人組が、ブレーキのかからないポンコツ車に乗って鶏を探す旅に出るロードムービー。
文化人類学者でもあるジャン・ルーシュが出演者と協働して即興的に脚本を組み上げたせいか、悪魔やドッペルゲンガーも平然と現れるマジック・リアリズムな冒険譚に仕上がっている。
一方コメディな雰囲気でメチャクチャ面白い上、ドキュメンタルな撮影の躍動感が素晴らしい。チュツオーラ「やし酒飲み」の想像力を感じる。
タイヤの運搬法や男の狂い様には吹いた。

• #tjr2017

車が三回河を渡るけど、毎回やり方が違う。河にずっと倒れこんでるでかいおっさんがおもろい。

まずイデオロギーが発達しないと面白くねえ！アフリカン・マジックリアリズム、といったよくわからん言葉で褒めることはせえへんぞ、おっちゃんは。でもテーマソングはかわゆす。