あらすじ
高峰三枝子は裕福なお嬢様暮らし、その上歌の才能もあって
お金には困ってないんだけど芸能事務所の熱心な勧誘に折れてデビュー、レコードはヒットし人気のスターになります
とろこがそのデビュー曲にはいわくがあって
マネージャーがタイミングよく拾った楽譜を「これいいじゃん!」って勝手に使い、会社の方針で宣伝になるからと高峰三枝子の名義で作曲したことにしちゃいます
その曲を作ったのがやさぐれた男若原雅夫で、「盗作された!」と怒り狂って高峰三枝子の楽屋を襲撃、顔に傷をつけて収監されてしまいます
本意ではないにせよ盗作になったこと、世間を欺いていることに悩む高峰三枝子は、若原のもとを訪れ謝罪
釈放された若原に償うべく、自宅に囲って作曲活動のサポートをすることにします
そうこうしてるうちにお互い好きになっちゃって、、、
でも高峰三枝子は父の後見として尽くしてくれる許嫁佐分利信がいて、若原雅夫には同郷の彼女高杉妙子がいて
その恋の行方はどうなるの?ってお話、もちろんタイトルからして「別れのタンゴ」なんで結ばれないわけなんですがw
感想
思ったよりは面白かった、正直別世界のお話って感じでリアリティはないんだけど、なんか細かいところ、葛藤の描写がうまいかなって
個人的にはあの2人は結ばれたほうが好みのラスト
お互い好きなのに結ばれなかったのは若原雅夫が佐分利信や元カノに配慮したり、身分違いを気に病んでいたから
よく言う好きだけどあなたの幸せのために別れるってやつ?
高峰三枝子はぞっこんなので「わたしの幸せはあなた」とか粘るんだけど、、、
「実は元カノと2人で田舎で暮らすんだ」とか言われたら冷めちゃいますよねー
せめて別れるための口実なら良かったのにマジだったからなー
「別れのタンゴ」なんで別れない展開は無理があるだろうけど、その結果ラストでどっちも幸せそうじゃないのがなんかねー