shrimptabetai

METライブビューイング2017-18 トーマス・アデス「皆殺しの天使」のshrimptabetaiのレビュー・感想・評価

4.0
凄まじい舞台だった。
ライブビューイングでも感じる作品そのものの難しさと、実際に譜面を見て感じる難解さ。
誰かが落ちたら戻ってこれない、プロフェッショナルな人たちによるプロフェッショナルな舞台だった。
落ちても作曲家、指揮者、演奏者くらいしかわからないだろうな。
現代音楽の魅力に取り憑かれ始めたのも、この作品を観てからだった。
作品の内容そのものも面白かった!
閉鎖された空間から逃げ出せない人たちのお話。
映画もあるそうなのでいずれ観たい。
ホラー、サスペンス要素もあり。
演奏してみたくなる興味深い旋律が沢山出てくる。
ちょうどゼミで勉強してたオンド・マルトノがオケに必要とされる作品だったからタイミングも良かった。
音色超良かった!あの聴く人を不安にさせる音色は唯一無二。
21世紀の現代音楽、とても面白い。