ユナマリア

ともだちのユナマリアのレビュー・感想・評価

ともだち(1974年製作の映画)
3.0
日活の児童向け映画。(勿論、大人も楽しめる。)

デビュー1年の若き松田優作が、脇役として出演しているところが注目ポイント。

掃除もサボるし、女子にボールをぶつけたりと、やんちゃな新太。

体育を休み、掃除もしない良子が気に入らない彼はクラスメイトを集めて騒ぐ。

騒ぎを収める為に担任の先生は、良子が喘息によって体育も掃除も出来ないと説明する。

その後サッカーの練習をしていた新太は、とあるきっかけで良子にゴールキーパーを任せるのだが、これをきっかけにふたりは分かち合い、新太は変わっていく…

新太の成長と合わせて、公害による社会問題、新太の親や小松を通じて大人としての立ち位置が学べる。

しかし何と言っても小松を演じる松田優作が良い。

短いシーンながらも、新太と小松の間柄が伝わってくるし、何と言っても存在感かみすごい。

あとは新太の姉役の原田美枝子が、若くして芝居が上手かった。
ユナマリア

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