仲間たちとの友情あり、家族愛ありの、ちょうどいいホラーコメディ。悪魔ものの割に、ラストも爽やか。主人公のゲイリーとその仲間たちが最高にいいキャラしてた。
物語の後半まではルーカスがとにかく憎たらしくて不気味だったけれど、義父のゲイリーとの信頼関係が生まれてからは、ただのめちゃくちゃ可愛い子どもだった。
ゲイリーの俳優は初めて見たけれど、どことなくサイモン・ペッグ味があって、この作品をすごくいい感じのホラーコメディにしてくれていると思った。理不尽な展開の中にいても、悲壮感を漂わせない緩い雰囲気で、「この人は死なないだろう」という謎の安心感を与えてくれる俳優。そこがよかった。
サマンサ（ルーカスの母・ゲイリーの妻）は、悪い人じゃないんだろうけど、あまりにルーカスに盲目的過ぎて引いた。自分がゲイリーだったら、あの扱いには耐えられないわ。全然人の話を聞こうとしないし…。ルーカスの部屋の天井に描かれた不気味な印を見て「芸術的ね」って言った時は、もう完敗だよと思ったw
最終的にはサマンサもルーカスも、カルト宗教のヤバイ奴らから救われて、悪魔からも解放されて、ゲイリーとも仲良くなれて、気持ちのいい終わり方だった。
