「一体 何が君を変えたんだ?」
若き看守が起こした殺人事件の裁判の行方。
実話ベースの衝撃作。死刑制度について考えさせられる。
死刑執行シーンがリアルで凝視できない。
被害者の家族からならまだしも、自分が弁護する被告人の家族からも目の敵にされる弁護士はつらい立場でありながら、それでも信念を貫き通してかっこよかったな。
ところで、ある裁判のシーンで議論中に傍聴席に入ってきて、弁護士の斜め後ろに座ったひょろりとした男性がいて、ジーッと真っ直ぐに前を向いたまんま、ほとんど動かなかった人がいたんだけど、あの人物、誰? あとで重要な証言か何かするのかと思ったらいつの間にか姿を消していて、それっきり二度と現れなかったので、ちょっと不気味だった。