決して折れないダニエル・デイ=ルイス vs 悪魔と踊るウィノナ・ライダー!! アーサー・ミラー原作の戯曲を映画化したセイラム魔女裁判。神を信じるキリスト教の信仰や真意を、冷え切った夫婦の愛を試されていく。真の尊厳と譲れぬ一線、誇りだけは決して奪えなかった。集団意識・組織行動の恐ろしさよ(ex. 赤狩り、イジメ)…けど人間ナメんな！見ていてイライラはしたけど退屈はしなかった。
名前が出た。誰もが自分の名前が出ることを恐れては、縛り首を逃れるために悪魔と取引したと法廷で証言する。隣人を疑い密告する。茶番のようにバカげた芝居が罷り通る=信じられ取り憑かれた村。もうここまで来たらあとには引けない、誰にも止められない。罰せられるのを恐れた子供/娘たちのついた嘘が大きくなって、取り返しの付かないことになっていくさまを詳細かつ舞台劇的ハイテンションな演技対決で描く。
人を指さすのはよせ。告発する側はいつも神聖で無実か？復讐する側が法を作っている！私は断固戦うぞ。私は恐れない。悪霊など見ていない。霊が体から抜け出す仕業。どうやって？悪魔が襲ってきた汚れた村、恐怖とペテンが支配する。私が誰を傷つけた？まさかこんな騒ぎになるとは…！アビゲイルめ、自作自演。あなたが欲しかっただけ。始まりは、踊っているのを見られただけでこんなのイカれてやがる。世の中への怒りや不平不満も仮託できるだろう。
P.S. Disney+の字幕がヒドすぎてディズニーマイナスすぎた！「ルビ上［証↓↓あかしが」みたいな状態
I've seen your power.
私は死にたくない！
Leave me my name!
誇りを取り戻したのよ、それを奪うことはできないわ
