熱すぎる80年代。F1ドライバーのニキ・ラウダとジェームズ・ハント、MOTOGPライダーのケニー・ロバーツとフレディ・スペンサーというような、まるで少年漫画のように強力なライバル同士がトップを目指して死闘を繰り広げていた。
テニス界でもまた、ウインブルドンを4度連続して制覇した氷の男ビヨルン・ボルグに、ワイルドなラフプレーの炎の男ジョン・マッケンローがビヨルンの5度目のウインブルドン制覇の前に立ちはだかる。
だが、氷と呼ばれたビヨルンは、実は短気で激しやすい性格をコーチの訓練により抑えられていたことや、誰にでも物怖じせず悪態をつく炎の男ジョンは神経質な余りメンタルクリニックを受診していた裏側も映し出される。
何事にも表面だけでは計り知れない真実が、裏側に隠されているもんなんだよ。
お互いタイブレークでボルグは7度もマッチポイントを奪われ、ジョンが優勢のように思われたが、次のゲームで集中力を取り戻したボルグが激闘を制し5連続ウインブルドン制覇の偉業を達成するのだった。
ここら辺の死闘は観ている方も疲れたよ。