ヤベヒロシ

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男のヤベヒロシのレビュー・感想・評価

4.0
理性と狂気の狭間に揺れる。

タイトル通り、1980年のウィンブルドン大会におけるボルグ対マッケンローの試合に焦点をおいた作品。

1980といえばまだ生まれてもないし、二人のことも知らなければ、テニスのルールさえも全く知らない私でも、世界を制しようとする2人の狂人的な練習、狂人的なメンタルを見せつけられ、泣かせるような過度な演出などしない圧倒的にリアルなスポ根ものに涙が溢れた。

一見華やかに見える世界でも、実際の人間が抱える絶望的な苦しみがあることを見事に描いた怪作だと思う。

最後の終わり方も最高にクールなので、スポ根好きな方には絶対にオススメしたい名作だと思います。
ヤベヒロシ

ヤベヒロシ