CHEBUNBUN

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男のCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

1.5
【パワープレイ】
ビョルン・ボルグとジョン・マッケンローの死闘を描いた作品。これを『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』『寝ても覚めても』という傑作を観た後に鑑賞してはいけない。鈍重な脚本に、睡魔が襲ってきます。

最強のテニスプレイヤー:ビョルン・ボルグの前に立ちはだかったのは、荒くれの若僧ジョン・マッケンローだった。マッケンローは何故こうも荒れているのかを解き明かし、同時にボルグも過去を振り返る。そして、決勝戦に向かっていく内容なのだが、ボルグとマッケンローの人生が余りに似ていて、2回同じ話を観ているようなかったるさがあった。マッケンローが神であるボルグを倒す話、ボルグが彼に自信を重ね合わせているのは表情で分かるので、焦点をマッケンローに絞ったほうが良い気がした。

また、肝心な決勝戦。カッコイイ、点数表示とカット割りで一見すると良さそうに見えるが、球の軌道を捉えていない。ホンモノの試合を再現できない為、誤魔化し誤魔化しで試合を描いているように見えた。まあ、超人の闘いを再現するのは難しい。それは分かるが、しっかり球の軌道を魅せてほしかった。

パワープレイが目立った作品でした。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUN