元海軍のラリー（スティーヴ・カレル）が、30年の時を経て、かつての戦友サル（ブライアン・クランストン）とミューラー（ローレンス・フィッシュバーン）を尋ねるお話。
ラリーは2人に対してのある頼みがあったのだ。
ちょっと静かで、過去の行為により服役をしたことがあるラリー。
独身で気楽にバーを営む、明るいサル。
生活を一変させ牧師として敬虔な宗教者となっていたミュラー。
3人の半ばロードムービーのようなシーンの会話の中で過去に起こったこと、ラリーの息子に起こったことがちょっとだけ、ぼんやりとわかってくる。
過去の映像を挟んでくるわけでもない、あくまでも当事者の会話でわかってくる、多分、思い出したくもない過去が、怖い。
正反対のような性格のサルとミュラーなんだけど、2人ともラリーを大事に思うのは同じで、ほっこり。
戦争をして兵士を死なせてしまう国。
送り出す家族。
真実を伝えるのが良いのか、伝えないのが良いのか。
戦争を、本当にどの世代でもやってる。
そんな重いテーマを素敵なおじさん3人が優しく…
素敵な作品でした。
