nakaya

ウィザード・バトル 氷の魔術師と炎の怪物のnakayaのレビュー・感想・評価

2.5
B級作品を見たくて鑑賞。
ロシアの作品あまり見たことないですが
なるほどこういうのもあるんだなあ…。

最初思っていたよりも酷くはなかったです。
が、全体的に設定がよくわかりません。

設定の元は結構いい感じな気はするんですよね。
ハリーポッターリスペクトっぽいですが、もう少ししたらブラッド・バードのトゥモローランドになりそうな感じも…。

映像は、カット割りとかショットの選び方が結構見づらいです。
引きのショットが少ないので何が起きてるのか、どこなのかがロストしてしまう感じも。。
低予算だとクローズアップが多いのはやむなしかもしれませんね。


あと、やりたいこと自体は全体的に「っぽい」感じがします。
言ってしまえばっぽいだけでよくわからない笑

選ばれし人を主人公合わせて多くて5人とかにしておいてエージェントものにしちゃうとか、
鍵の番人の立ち位置も狙われていてそれを守る必要があるとか、そういうほうがわかりやすい気がします。
パパとの関係性をもっと最初に深彫りしておけば
主人公のパーソナリティもわかるし、その上で、あの男との関係で信じることを学んでいった、という文脈にしたほうがシンプルでいいと思います。

パパが番人という設定も活かせそうだしね。
最後にパパもやられちゃってそれで主人公が力を覚醒するとか。
現状ただ20年どっかいってふらっと帰ってきただけになっちゃってるよ!!
そもそも主人公何歳なんだ!!!!高校生?中学生?
年齢設定おかしくねえかな!?



まあ素晴らしく面白い映画ではないんですが、
序盤にでてきた要素がきちんと後半でも拾われる構図になっていたりして、
ちゃんと頑張ってるとこもあるんだけど、なんかうまくいっていない…
というところで、すごく勉強になりました。
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