クリーム

サリー・ポッターのパーティーのクリームのレビュー・感想・評価

3.7
パトリシア·クラークソンが好きなので観賞。キリアンも勿論好き。イヤー、面白かった。短めなので、サクッと観れるブラックコメディ。
ジャネットが保険大臣になり、お祝いのパーティーが開かれる。集まったのは、夫ビル、親友のエイプリルとその夫コッドフィールド、夫妻の知り合いマーサと彼女のパートナーで3つ子を妊娠中のジニー、ドラッグ常用者で金融マンのトム。トムの妻マリアンは遅れて来る予定。パーティーが始まり暫くするとビルが末期ガンであると告白するのだった。




ネタバレ↓




全員、演技派の俳優陣なので見応えしかない。基本、全員神経を逆撫でする事しか言わない。設定は女性陣が強くて、口がたつ。誰かに問題が起きるとその傷口にさらりと塩を擦り込む。テンポが良くて、言われてる方も強いので、可哀想じゃないの、観てて楽しい。
ビルが末期ガンだと知ったジャネットは、自分を支えて来た夫の為に世話をしたいと言うと、ビルは、最期を一緒に過ごしたいのは別の女性だと言う。自分も浮気している癖に夫の裏切りは、許せず、夫の顔を二度殴る。この平手打ちが強烈で驚く。そして、そのビルのお相手はトムの妻マリアン。トムは、2人の浮気を知り拳銃を持ってパーティーに乗り込んで来たが、拳銃をゴミ箱に捨てる。その拳銃をジャネットが拾う。マーサが2人の逢瀬の場所提供をしていた事や、マーサとビルの過去の関係までバレて、バタバタしている所に渦中のマリアンがベルを鳴らす。そして、冒頭と同じシーン。ドアを開け『私だけを愛してると言ったのに』とジャネットが拳銃をマリアンに向けるのだった。ジャネットの浮気相手もマリアンだったのだ。彼女が銃を向けたのは、夫を奪ったからではなく、自分を裏切ったからというオチ。
面白かった。
クリーム

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