ハニビー

スーサイド・ライブのハニビーのネタバレレビュー・内容・結末

スーサイド・ライブ(2017年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

B級かと思いきやかなり重いメッセージ性がある作品。
社会の闇や残酷さ、現代の改善点が見え、社会風刺的なメッセージがあり、いろいろと考えさせられる作品

番組のプロデューサーなのに唯一普通の感覚を持っているシルヴィアが居てくれてまだ良かった。

アダムの意味のある死ということも理解はできるが、
結局、自殺を放送したところで、共感なんていうものは、そう簡単に生まれるものでは無い。
結局は怖いもの見たさ…
視聴率とお金稼ぎに目がくらみアダム自身も変わってしまい何が良くて悪いのか分からなくなってしまい、自殺志願者に手を貸してしまい、殺人となる。

そこでアダムの妹カリーナが自殺志願者として現れ…アダムはパニックに。
妹のカリーナは邪悪なお兄ちゃんのせいで仕事もクビになり白い目で見られ、自分のためにも、
お兄ちゃんが変わってくれることにも希望を持ち自ら命を絶った。
ここまでやらないと気付くことができないお兄ちゃん…悲しいな

黒人のお父さんメイソンが最初に出てきたときには、この人もテレビショーに出るんだろうなと分かってはいたが、オーディションを受ける辺りから涙が止まらなくなった
特に合格してからの家族とのお祝いの時間…家族にはジャグジー販売営業の部長と言いながら、実は自殺番組に出ることを胸の内に秘めてると思うと…
アダムのせいで残りの1つの仕事までもクビになり
仕事を探しても全く見つからず…
世の中の闇やリアルをしっかりと描かれている作品
ハニビー

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