このレビューはネタバレを含みます
ショートムービー。
人生に行き詰まってたのは、ともえだけじゃなく高志もだったよね。
髭も剃らず、お店の電話も取らず、詳しく語られないから事情はわからないけど、覇気のない生活を送るようになる何かがあったことは確か。
そんな時にともえが訪ねて来て、戸惑う。
再会する自信なかったかもしれないよね。
でも、ともえも同じように今、人生の苦しいところにいるってわかって、そっと寄り添う。聞き出すとか慰めるとか、そんなあからさまなことじゃなく、昔の思い出をぽつりぽつりとつなぎながら、優しい時間を過ごす。
今日の日は、人生の中でふたたび2人が交わった「点」。
線にはならない、点。
少しだけ前向きに、明日を迎えられる、点。