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V.I.P. 修羅の獣たちのkissenger800のレビュー・感想・評価

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)
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アマプラで100円だったからって軽率にお金を払っちゃうのはよくないクセだぞ俺。イ・ジョンソクは星野源で、パク・ヒソンは遠藤憲一で代替できるよね。とかそういう感想もたぶんどっちにも失礼だから書くんじゃない。
ところでこれ、日本で同じプロットを設定するなら、それこそ手塚治虫が黒手塚と呼ばれた時期に描いた『きりひと賛歌』(1970-1971)『奇子』(1972-1973)『ばるぼら』(1973-1974)あたり、人目をはばかるアンダーグラウンドな物語にするしかないと思うんですよ。
もっと端的に言うなら、第2次大戦敗戦直後の「US占領下時代」であれば、このプロットは成立するものの、製作サイドにも観客サイドにも、こういう展開を受け入れる素地はいまの本邦にはない。と思うの。
で、韓国にはあるのか、本当か。2017年に? というあたりが、私がいちばんこの作品に考えさせられたポイントでした。
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