デルタ

はじめてのおもてなしのデルタのレビュー・感想・評価

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)
3.0
難民受け入れ国であるドイツを舞台に、
崩壊寸前の裕福な家族と孤独な青年が、共存することで培われていく絆と成長をコミカルに描いた作品。

🇩🇪ドイツ本国においては大変評価が高く、ゴールデンスクリーン賞、バイエルン映画賞、ドイツコメディ賞、ドイツ映画平和賞、Bambi(バンビ賞)、など数々の賞を受賞。
2017年の🏆ドイツ映画賞でも、長編映画賞にノミネートされており、観客動員最多賞を受賞しています。

⚠️以下、内容に触れています。
フロリアン出演のコメディということで、鑑賞したのは半年ほど前でしたでしょうか。
事前にいくつかレビューを読んで鑑賞しましたが、期待していたものとは違い、面白おかしく演出されているのはわかるのですが、個人的にはあまり笑えなかったです。
難民問題という難しい題材、登場人物たちの差別発言や、周辺住民の反対運動。
また、ドイツの文化に驚きを隠せないディアロに対し、
ドイツの家父長制の象徴のようなリヒャルトや家族たちの、本音とは違う「ドイツはこんなに進歩的なんだよ~✨」という居丈高な態度がやや不快でもありました。
しかし、「(難民は)首相が招待した」という台詞にあるように、難民受け入れは政府発案であり、国民の総意ではないというのは事実でしょうし、そんな中で、社会や日常生活に難民が溶け込んでくる現実を知る上では、観る価値があると思います。

『コリーニ事件』、『ピエロがお前を嘲笑う』のエリアス・ンバレクが、ゾフィーの初恋の相手として出演。
ビジネススーツを着た186㎝のフロリアンがとても素敵です✨
デルタ

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