きよ

蝶の眠りのきよのレビュー・感想・評価

蝶の眠り(2017年製作の映画)
3.8
キムジェウクさんが留学生役で出ているということで観ました。

遺伝性アルツハイマー型認知症
少しずつ少しずつ進む病状におびえながら
それでも書き続ける小説家と
それを支えた留学生との愛

静かな作品です。
感情が激しく揺さぶられる事はなく
本当に静かな作品

最後には涙がこぼれてしまう。

劇中破天荒に見える行動も
全部が病状なのだとわかると
怖くもあり
自分を信じられなくなるということは
消えてしまいたいと思うものなのかも

記憶が消される前に消えたい
それは精一杯の優しさなのかもしれません。
きよ

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