ダイアー教授

スカイライン-征服-のダイアー教授のレビュー・感想・評価

スカイライン-征服-(2010年製作の映画)
3.0
題:ハイドラックス社製
製作:2010年、アメリカ
監督:ストラウス兄弟
原題:Skyline

なかなか興味深い映画。
3つにまとめてレビューします。

1.ストラウス兄弟
コーエン兄弟、ウォシャウスキー姉妹(元兄弟)、ノーラン兄弟、スピエリグ兄弟etc…
映画界で著名な兄弟船であるが、
本作はグレッグ&コリンのストラウス兄弟の作品。
製作資金も2人で出したそうだ。

2.ハイドラックス社
本作、作り込まれたCGが見ものだが、VFXは監督のストラウス兄弟が設立したハイドラックス社によるとのこと。
製作費約12億円のほとんどが、VFXまわりに注ぎ込まれたらしい。
※撮影費用は6000万円程度。
興行収入は75億円とのことなので、兄弟のハイドラックス社はさぞかし潤ったことであろう。

3.中身
異星人が巨大宇宙船で地球に侵攻して、地球人を浚う…
異星人はぐちょぐちょのクリーチャー…
『宇宙戦争』と『インデペンデンスデイ』を合体させた感じで、ストーリーも凡庸である。

しかしオリジナリティがないわけではない。
・青い光線を眼にした人間の毛細血管が浮き出る
・主人公を含めてパーティーは5名であるが、内紛状態である
・浚われた後、人間がどうなるかを見せ、且つ主人公が人間の意識を失わず反撃を試みる
・エンドロールがカッコいい。
※『パシフィックリム』のエンドロールは本作の影響を受けているかもしれない。
といった要素をユニークに感じた。