とりん

スカイライン-征服-のとりんのレビュー・感想・評価

スカイライン-征服-(2010年製作の映画)
3.1
2014年〇本目

「タイタニック」や「ターミネーター3」など数々のSF作品のビジュアルエフェクトを手がけ、「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター」で長編映画監督デビューを飾ったコリン&グレッグのストラウス兄弟の長編2作目。制作にも「アバター」のVFX担当が関わっているのもあり、グラフィックは素晴らしい。むしろそれだけでも観る価値はある。
ちょうど9年前にWOWOW放送を観て2回目の鑑賞ではあるものの、正直エンドロール部分以外は忘れていた。観ているうちに次第に思い出したところもあるが。
最初観た時は3部作なんて思ってもいなかったから、この終わり方はどう捉えるというか続かざるを得ないだろうし、ある意味この変な終わり方でも良いなとは思ってたけど、結果的には最初から続編ありきだったのかもしれない。そう考えると序章の序章でしかない。
ただただ突然現れた侵略者に人間が支配されていって、それを民間人目線で描いているだけ。特に新しさも感じられず、ありきたりなSF作品としか思えない。
当時なぜそんなに高評価だったのかは謎すぎる。ストーリーは置いといても結構楽しめた記憶はあるのだけれど、改めて観るとそこまで。もちろんSF大好きだし、先が読めたりはするけどスリル感も多少なりともあるから、飽きずに最後まで観れる。もう少し上手く見せれたらなっていう惜しい作品ではある。主人公の行動が一番イライラさせられて、割と周りの方がしっかりしているというか冷静に判断しようとしているところの構図がなんとも。今後どう繋いでいくかは気になるところ。人類の逆襲が始まるので、戦闘アクション盛りだくさんなのだろうか。

2回目:2023/01/10 U-NEXT
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