このレビューはネタバレを含みます
適当に働いて、夢を捨てたような捨ててないような、でも何もしない、小説を読むだけ。
生活に囚われて苦もなく喜もなくただ生を摩耗するというのを東京にいるとすごく感じる。働いて、疲れて、酒飲んでタバコすっ…
とにかく歩く。真っ直ぐ前を見て。そして煙草を吸い酒を飲む。文庫本を読む。手を洗う。自らが発し、身体中にまとわりつく爆発しそうな空気を置き去るためか、忘れ去るためにか、誤魔化すためか、洗い落としたいの…
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話は最後まで特別大きな展開が、あるわけではない。
喧嘩するくらい。
なのに、緊張感が途切れない。
いつ爆発するか。
どこまでもリアル。
セリフも本音に聞こえる。
出てくるやつもうざいが、
現…
必要以上に描かれる、ただただ歩いて移動するだけの姿にいつのまにか没入させられていた。誰かにはとても優しいのに違う誰かにはとても厳しい二面性や、映画の登場人物だったら感情が振れそうなところで何もしない…
>>続きを読むファーストカットのタバコ吸ってる顔からこいつはヤベーやつ。キチガイ感が出ていて、冒頭の歩いていたババアが落としたハンカチを拾って渡すシーン。拾った後にババアをそのまま後ろから殺すんじゃないか。って思…
>>続きを読む食って、寝て、歩いて、飲んで、ヤって、吸って、歩いてみたいな映画。
難しいようで、シンプルな映画だと思った。
主人公が馬鹿にされても、殴られても、やり返さない、やり返せないところが好き。
強いのか弱…
こういう作品は、簡単にマネが出来るものではない。学んで出来る作品ではない。監督が生まれたときから持っている才能なのである。
出だし、もっと省略すればいいのにという気持ちにはなった。それが半ばのあるシ…
©Kurinke