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枝葉のことのtaromanのレビュー・感想・評価

枝葉のこと(2017年製作の映画)
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全体的に「キツい」印象

・主体である自身が、全体として生存バイアスを持ってしか観られなくて、正直気持ち悪かった(自分が)
・あえて「キモい」という言葉は外したが、等身大の感想はそれ。でも多分それは裏返しで、それくらい「自分が逃れたいもの」をぴっちりじっとり表しているからかも
・観終わった後の自分が、やけに弱ってて、なんか嫌だなと思った

というような客観的に分析する感想よりも、主観的すぎる言葉が溢れてくるような作品だったと思う。(人による)


・なにか「不快」な音がやけに大きく聞こえる感じ
・「学校」の掃き溜めで聞いたような「悪口」
・感情が脊髄反射で運動神経に出てしまう様(動物的なそれ)
・「こう言ってもどうせこう来るだろうから、こう言うのはやめて大人しくしておこう」的な沈黙
など

多分思い出したくなくて蓋をしているシーンも多い気がする

私の短い人生の中での、沢山のささくれが思い出されて、再生された感じ。そら弱るわ。
そういう意味では天才的だと思う。
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