このレビューはネタバレを含みます
自信の外見や経済力へのコンプレックスと、似た人間が集まっている環境。
そこで必死に自分の居場所を探し続け、甘んじて反抗し、居場所を失っていってしまう繰り返し。
人間は完璧じゃない。
欠点を0にするには相当な努力が必要であるが、そんなことができる人間はなかなか居ない。
皆それぞれ色んなことがあるよね、とふんわり受け入れることができる人間が増えたらもう少し生きやすくなるのかな。
コンプレックスが強いと、あいつは駄目だと他者を否定しないと自分を保てない弱い気持ちもわかる。
しかしそれではいい環境へいけない。ループするだけだ。
後味が良いかと言われたら良くはないが、リアリティがお好みなら観るべき。
ゆらゆらと揺れる映像で酔いやすい人は注意。
北野映画のような雰囲気があるね。